少し前までの、アジアの若者たちに共通する願望は日本はお金も稼げるし安心で安全な国。いつかそんな日本で働きたい――。しかし、“日本の魅力”に注目が集まったのも今は昔。聞こえてくるのは「日本、大丈夫か?」と案じる声です。日本に行けばたくさん稼げる、日本の生活は安心・安全・清潔で日本製は高品質、日本人も勤勉でマナーがいい。――それが一昔前のアジア人材の来日動機でしたが、彼らが直面するのは想像を超えた“ギャップ”と言われています。『日本はG7にも加わる先進国だから、当然英語が通じる』と思い込んで来日する人も多いですが特別な場所を除いて通じないのが現状です。言葉の問題以外にも、劣悪な労働環境から逃げ出し不法在留する外国人をこれ以上、増やさないためにも「魅力ある日本」を取り戻す必要があると思うのは私だけでしょうか?