特定技能「青田買い」過熱!?

外国人材の獲得競争の過熱が予測されます。

『新たな在留資格「特定技能」を巡り、人手不足に直面する企業の人材獲得競争が過熱している。東南アジアを中心に教育拠点を開設したり、現地の学校と提携したりして、人材を囲い込む「青田買い」に力を入れる。

(中略)

モスバーガーを展開する「モスフードサービス」はベトナムの国立ダナン観光短期大と提携。外食の知識や技能を学ぶ独自の教育課程を設け、2020年からの4年間で350人の採用を見込む。日本人と同等の条件で採用する計画で、最大5年間の就労後は出店予定のベトナムで幹部に登用するという。』2019/10/30 西日本新聞より抜粋

一方でこれからの制度整備も課題か

しかし記事では、試験日程の延期・中止や、特定技能試験の合格者の出国手続きがスムーズに進んでいない状況も指摘しています。介護分野での特定技能資格取得者の入国は9月末時点で、まだわずか376名。介護分野において5年間で6万人、初年度受入れ4万7000人の目標には遠く及びません。送り出す側の各国と、受け入れる側の日本とがお互いにしっかり連携して、適正でスムーズなマッチングが実現できる制度構築の模索がまだまだ必要に思われます。

私たち日本アジア医療福祉協同組合は、これからも各国現地連絡事務所を通じて、現地の送出し機関と密に連携していきます。