2021年2月1日に発生した国軍の軍事クーデターにより混乱を余儀なくされているミャンマーのその後ですが、市民弾圧は収まらず死者は2月1日までに約1,500人に達しスーチー氏の軟禁は継続、事態打開の糸口は見えないままで空爆や砲撃が今も続いています。その影響で海外投資家の目が厳しくなり工業化の流れはスローダウン。企業活動の混乱による輸出減少や供給ショックによるインフレなどでミャンマー通貨チャットは大幅安となっています。経済発展の目安とされる一人当たりGDPの値は、かつてアジア最貧国と言われたバングラデシュに抜かれASEANで最下位になりました。クーデターに伴って発令していた「非常事態宣言」も半年間延長される事になり、平穏な日常を取り戻すにはもう少し時間が掛かりそうな状況ですが実習生の送り出しに関してはミャンマー労働局の書類手続き業務は継続されいる様です。