技能実習生で最も日本への入国が多いベトナム人ですが、日本離れの兆候が強くなってきたと言われています。大きな原因として、新型コロナ禍に伴う厳しい水際対策や雇用停滞に加えて賃金や待遇が日本より好条件の国が増えたことによる実習生の選択肢が増えたことが挙げられます。また、円安に伴う賃金の目減りも大きな要因の一つとされています。ベトナムとオーストラリアは今春、農業労働者の派遣受け入れ協定を結んでおり9月から募集を始めています。賃金水準が高く1年のうち9カ月働き3カ月は自由行動で月給は30万円~38万円とベトナムの平均月収の約10倍との事です。オーストラリアの件はベトナム人の間で話題になっており関心が高いとされています。今後、日本を希望するベトナム人を増やすには「待遇改善」を真剣に考えなければ優秀な人材確保は難しいかもしれません!?