日本で暮らす外国人に交付される「在留カード」を偽造する「工場」が近年、国内で相次いで摘発されていると神戸新聞は掲載しています。昨年9月、千葉県内の古い民家に兵庫県警や警視庁などの捜査員が入ったところベトナムやインドネシア、中国など偽造品在留カードが発見されました。押収品のパソコンには約2万人分もの顧客データが記録されていたそうです。以前は中国から持ち込まれた偽造カードは数万円程度での取引が、近年は国内に製造拠点が乱立して相場が下がり1,500円~7,000円という販売価格で入手が容易になっているそうです。偽造技術の高さも際立っており本物に似せるためホログラム入りのラミネートフィルムで加工、番号照会による発覚を免れる為に実在する在留資格者のカード番号を転用していたそうです。偽造防止でICチップを内蔵してますが、目視確認されるケースが大半で今後は確認方法も検討する時期が来ているのかもしれません。