国際協力機構(JICA)が日本から帰国したベトナム人実習生の再就職率を発表しました。再就職率はタイやフィリピンの実習生の半分である26.7%であることが明らかになりました。ベトナムの周辺諸国を比較すると最も低い数字で中国やタイ、フィリピンでは50%を超えているのが現状です。また帰国者の多くが日本での実習経験ではなく、日本語を活かして物販や外国語講師、労働者輸出コンサルタント等に就いていると言われており、技能移転という技能実習制度本来の目的を果たせてないとの指摘もあります。再就職を妨げている要因の一つは、帰国後の給与の低さもあります。日本滞在中の給与は月額で約13万〜20万ですがこれはベトナムの工場で働く新入社員の3〜4倍と言う事もネックです。今後は技能実習生を単に受け入れるだけでなく、帰国後の再就職支援も視野に入れる必要があると感じたのは私だけでしょうか?